失敗を成果といいかえて頑張っちゃう・・・石目も個性

ゴールを外したサッカー選手が、地面に膝をついて両手で頭を抱えて天を仰ぐ場面をみると、そんなことやってないで次に行け~!と思ってしまう(笑)

超小型勾玉が完成直前に石目から割れてしまったが、すかさず直径2・5㎜の紐孔を観察して、内部に条痕が残っていないゾ・・・研磨できてるヨシヨシ、と淡々とした態度で何ごとかを得ようとする。
私は石目もオンリーワンの個性と捉えるから、割れるリスクを承知で加工するのだが、今回のように研磨熱で石目が成長して割れてしまうことがある。
 
膨大な失敗の数々が、技術の厚みになっていくノダ!と考えないとやってられない。
毎回試作品のつもりだから、毎回のように工程や工法も違い、作る物によっては耐水ペーパーのメーカーや粒度も変えている。
 
流れ作業になってはダメなのだ。
 
 

投稿者プロフィール

縄文人見習い
縄文人見習い
ヒスイの故郷、糸魚川市のヒスイ職人です。
縄文、ヒスイ、ヌナカワ姫の探偵ごっこをメインにした情報発信と、五千年前にヒスイが青森まで運ばれた「海のヒスイ・ロード」を検証実験する「日本海縄文カヌープロジェクト」や、市内ガイド、各種イベントの講師やコーディネーターをしています。

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