身の丈に合わせるヤドカリ方式のぬなかわヒスイ工房・・・10年目の節目
衣装ケースでDIYした研磨機の防塵ケースが10年目で割れた。
使いやすいようにカスタマイズを続けていたから、要塞のように複雑怪奇な構造になっていたので分解に30分を要した。
脱ブラスチックで今度は耐水ベニア製。過去9年のアイデアを盛り込んだら、使いやすく・分解掃除しやすい・他の仕事にも応用が利くなどなどといいことづくめ。

以前は衣装ケースの寸法に合わせて、無理な姿勢を強いられていたので肩こりや腰痛にもなったが、今回は私の作業姿勢に合わせて作ったので仕事が楽しい。手前に2枚渡した板がものすごく便利。肘をのせて固定できるので精密な仕事には欠かせないのですネ。

作業棚を外せる分解式にしたので掃除しやすくなった。超小型の勾玉は加工中に飛んでしまうことがあり、以前はどこに飛んだのかと研磨機の裏側や下を探すのが大変だったのだ。
最初は3畳間からスタートした工房も、5年目で6畳間に増築と、身の丈に合わせて成長するヤドカリ方式でやってきた。
10年やらないと解らないことが沢山あり、ちょうどいい脱皮の節目。
今週から念願だった応接間・ショウルーム・体験会会場・休憩所を兼ねた6畳間の増築工事が始まる。もちろんDIYなので、向こう1ケ月は加工を休んで工事に専念する。
内装は子供のころから好きだった南国のコロニアルスタイル調にして、ハンモックとシーリングファンは欲しいネ。床は縄文式に三和土の土間。気持ちよく昼寝がでいる部屋にした~い!
投稿者プロフィール

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ヒスイの故郷、糸魚川市のヒスイ職人です。
縄文、ヒスイ、ヌナカワ姫の探偵ごっこをメインにした情報発信と、五千年前にヒスイが青森まで運ばれた「海のヒスイ・ロード」を検証実験する「日本海縄文カヌープロジェクト」や、市内ガイド、各種イベントの講師やコーディネーターをしています。
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