ただの雑草も石ころもクソも・・・ヒトとヒスイの物語

藤の季節になると不思議系女子のリエ嬢が、拙宅に花をつみにくる。
焼き菓子や料理にしたりハチミツに漬けるのだそうだが、お裾分けしてもらえるので大歓迎。食える野草や花も教えてもらえるしw
木陰にハッカも茂ってきたので私も採集。これは麦茶かわりの夏のお茶にして、清涼感があって美味いから来客に喜ばれている。
知らなきゃただの雑草、知っていれば季節の贈り物。
 
ヒスイもそうで、知らなきゃ重たいだけの石ころとして戦前は屋根の重石や漬物石にしか利用されていなかった。モノの価値は相対的。評価する人があってこそだ。
 
希少鉱物だから、パワーストーンだから尊いとする人もいるが、私は「ヒトとヒスイの物語」こそが尊いとする。
 
「自然界の報道写真家」宮崎学さんと会ったお陰で、長者ヶ原遺跡を歩いていて、動物の糞や樹木の剥けた樹皮を観察するようになり、ただのクソが情報源だから分解するようになった!w
 
生き物たちの痕跡、すなわち「イキモノと縄文遺跡の物語」である。
こういった視点をもつと、世界は豊かになるナ。竹のザルに摘んだ花をきちんと並べないと気が済まない「リエ嬢と花の物語」w
 
 
 
 

投稿者プロフィール

縄文人見習い
縄文人見習い
ヒスイの故郷、糸魚川市のヒスイ職人です。
縄文、ヒスイ、ヌナカワ姫の探偵ごっこをメインにした情報発信と、五千年前にヒスイが青森まで運ばれた「海のヒスイ・ロード」を検証実験する「日本海縄文カヌープロジェクト」や、市内ガイド、各種イベントの講師やコーディネーターをしています。

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