高校1年の冬に帝国主義を学んだ映画・・・アメリカ映画「ハワイ」

自国への利権誘導を隠さないトランプ大統領の外交は、19世紀の帝国主義そのもの。

なぜかトランプ大統領を平和主義の救世主と称える日本人が多いのが意味不明なのだけど、第一次政権の時より大人しくなってきたのは、なんかヘンだぞと感じはじめたのだろうか?

いずれにしても支持者が多い限りは世界の混沌は続くのだから、帝国主義のなんたるかを知って、現実を直視してほしい。

アメリカで人種差別が公然と行われ、公民権運動が盛んだった1966年に公開された映画「ハワイ」は、70年代のニューシネマに先駆けて、アメリカがしてきたことへの内部告発と懺悔をした問題作だ。

ハワイの布教に意欲を燃やす善良な宣教師役にスエーデン人のマックス・フォン・シドー、その妻役にイギリス人のジュリー・アンドリュース、恋仇の移民船の船長役にイギリス人のリチャード・ハリスと、主要キャストを外国人で固めているのは、アカとバッシングされることを恐れたアメリカ人俳優が断ったからか?

ハワイ王朝は近代化を目指してアメリカを迎え入れたが、自然崇拝や言語、風習などを野蛮な文化と弾圧され、王朝は崩壊してアメリカに支配されてしまう。

余談だが、危機感をもったハワイ王朝は来日し、天皇家との婚姻を願いでるために明治天皇に拝謁している。この時の旅行記を読んだことがあるが、わたしも泊まったことのある上海の「アスターホテル」に王族も泊まっていたことが書かれていた。

残念ながら天皇家とハワイ王朝の婚姻は成立しなかったが、ハワイに日本人が移民しはじめるのがこの時からだ。

アメリカ人が持ち込んだのはキリスト教的な文明社会だけでなく、インフルエンザや梅毒でハワイの人々は次々と死んでいった。

宣教師は生涯をかけた布教こそが、帝国主義の先兵だったたことに気付き慟哭する。

ラストのわずかな光明が救い・・・。

ネイティブアメリカン、アイヌに共通する支配の歴史。

高校1年の冬に深夜の映画番組で1度だけ観ただけだが、いつまでも忘れられない映画だ。

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投稿者プロフィール

縄文人見習い
縄文人見習い
ヒスイの故郷、糸魚川市のヒスイ職人です。
縄文、ヒスイ、ヌナカワ姫の探偵ごっこをメインにした情報発信と、五千年前にヒスイが青森まで運ばれた「海のヒスイ・ロード」を検証実験する「日本海縄文カヌープロジェクト」や、市内ガイド、各種イベントの講師やコーディネーターをしています。

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