長者ヶ原遺跡活用の輪が、市民にも広がってきた
このところ、朝目覚めると寝た時と頭の方向が90度~180度とあらぬ方向を向いていることがよくあり、寝相が人生の転換点を教えてくれているのかな?と納得している。

これまで個人的に長者ヶ原遺跡のガイドや宿泊体験イベントで県外の人を集めてきたが、帰郷して10年目にして地元の有志が活用方法の相談にやってきた。お三方は糸魚川活性化を真剣に考える某市民グループの会員。
ずっとこの日を待っていたのです。

縄文遺跡でお祭りイベントをするなら、どこの遺跡でも同じ。滝沢泰平さん主催の縄文イベントで演奏するKnobさんと雲龍さん
でもこの遺跡は、フォッサマグナの恩恵を受けたお陰で三千年以上も栄えた、糸魚川ならではのお国自慢。
天津神社、ぬなかわヒスイ工房、ヌナカワ姫がお隠れになった稚児ケ池、そして長者ヶ原遺跡の4ヶ所をエリアとして捉えてガイドすると、縄文~古墳時代までのヒトとヒスイの物語が如実に浮かび上がってくる。

16号住居でイダキを演奏するKnobさん
糸魚川の人々が主催する長者ヶ原遺跡のイベントで、Knobさんや雲龍さん、牧野さんがライブしてくれたら嬉しいし、最近友達になった、琵琶奏者の大峯香風さんの平家物語も聴きたい。
友達には、モンゴルでも著名な馬頭琴のテルゲルマ-さんや、二胡の翠月淳さんだっている。
喜びを共有できる仲間が地元にいてくれたら、もっと楽しくなるのです。

ちかごろライアー演奏家としてデビューした上越市のマコちゃん。
ヒトとヒスイの物語を分かち合える仲間を、首都圏でも増やす活動をしてはどうか?と誘ってくれる友人が3人もいて、来月上京する。個展の話しも出てきた。
これは脱宝石のヒスイの文化的価値の認知と、糸魚川ファンを増やして遊びに来てもらう活動の一環。
つまりヒスイ職人による、ヒスイ・縄文・ヌナカワ姫をキーワードにした文化事業なのだ。
このウネリ、乗らずになんかいられない。
投稿者プロフィール

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ヒスイの故郷、糸魚川市のヒスイ職人です。
縄文、ヒスイ、ヌナカワ姫の探偵ごっこをメインにした情報発信と、五千年前にヒスイが青森まで運ばれた「海のヒスイ・ロード」を検証実験する「日本海縄文カヌープロジェクト」や、市内ガイド、各種イベントの講師やコーディネーターをしています。
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