赤碧玉の勾玉がカワイイ!
産地不明の赤碧玉(ジャスパー)を頂いたので勾玉を作ったが、切断面が石英系特有の貝殻状断口にならず、研磨しても石肌にザラツキが残ったので、ジャスパーとして流通していても、厳密には珪化した赤い石とした方が無難ではないだろうか。
赤碧玉の親子勾玉でございます。でかい方は出土品の実測図を元にした弥生時代風の勾玉。
これは「大首飾り」の複製時に、出雲石の代替品に使った青碧玉も同様でございました・・・。

私の知る限り、赤碧玉で装身具が作られるのは弥生時代以降で、縄文遺跡からは存在しなかったかのように出土してこないのは何故なんだろうか。
縄文時代には赤く彩色された籃胎漆器、木工品、土器、土偶があるのに、赤碧玉では大珠や勾玉が作られていないような?
どこかの遺跡で出土していたら教えてくださいな。

小さな勾玉なんかカワイイのにねぇ。

コロナ収束の暁には、佐渡のフィールドワークと赤碧玉の採取をしてみたい。
正真正銘の赤碧玉、「佐渡の赤玉」で勾玉を作りたいのですヨ。
投稿者プロフィール

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ヒスイの故郷、糸魚川市のヒスイ職人です。
縄文、ヒスイ、ヌナカワ姫の探偵ごっこをメインにした情報発信と、五千年前にヒスイが青森まで運ばれた「海のヒスイ・ロード」を検証実験する「日本海縄文カヌープロジェクト」や、市内ガイド、各種イベントの講師やコーディネーターをしています。
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