大災害の時に見直される「柔」の生活スタイル・・・猛暑の過ごし方をインド人に学ぶ
日中最高気温が40℃に迫る日本は、南国の生活スタイルに学ぶことも必要ではないかと思う。
拙宅はエアコンはあっても使わず、窓をあけて扇風機で涼む生活なのだが、何十年ぶりかに昔のインド旅で買ったルンギ(直訳すると布地)なる腰巻で寝たら快適だった。

インドの男は金持ちであっても自宅ではルンギ姿で寛ぐが、バックパッカーにとってはエアコンがきつい映画館や長距離バスでは防寒、日除け、風呂敷、蚊よけになるから旅の必需品で、これはそのままサバイバルグッズ。

腰かけているのは筏の漁船。紐で縛ってあるだけなので分解しやすいのね。

東南アジアではサロンやバティックという名前だが、どこの国でも平織の薄い布地だからすぐに乾き、バスタオルかわりにも使われている。

とある南インドの漁師たちは開襟シャツを着ているが共通のオシャレなのかも。一般的にはランニングシャツか裸が多い。
昼寝はむろん、日になんども水浴びをして体を冷やし、早寝早起きする習慣は、南国の旅で身に付いた。
高断熱・高気密の住宅でエアコンで快適さを求める生活スタイルを「剛」とすれば、昔ながらに自然環境に寄り添って暮らす生活スタイルは「柔」といえる。大災害でインフラがストップした時こそ、「柔」の生活スタイルが復活してくる。

それにしても漁師の足の親指の逞しさに注目して欲しい。漁民の人生を物語る足の親指に惚れ惚れする。
投稿者プロフィール

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ヒスイの故郷、糸魚川市のヒスイ職人です。
縄文、ヒスイ、ヌナカワ姫の探偵ごっこをメインにした情報発信と、五千年前にヒスイが青森まで運ばれた「海のヒスイ・ロード」を検証実験する「日本海縄文カヌープロジェクト」や、市内ガイド、各種イベントの講師やコーディネーターをしています。
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