「自らのために計らわず」・・・総理大臣の器

民主主義は議論することで成り立つが、総理みずから議論から逃げて愛想よく有権者に手をふっていたなら、国政選挙はAKBのセンターを決める人気投票と変わらず、民主主義を軽んじたポピュリズム政治と言われても仕方ない。

討論は指ではなく口があればよろしい。文春砲によると、NHKの党首討論の二日前に、ご本人はキャンセルして小林鷹之議員に代理出席を打診してたとか・・・。

歳出の30割もが軍事費になっていた昭和のはじめ、国際協調と緊縮財政で軍縮に舵をきったのが、強面でニコリともしないことから「ライオン宰相」と呼ばれた浜口雄幸総理だ。

軍縮・緊縮財政を訴え、謹厳実直で誠実な浜口首相は国民には人気があったが、軍部と右派政治家にとっては邪魔もので、ヤクザまがいの粗暴な右翼活動家により東京駅で狙撃された。

今も東京駅にのこる狙撃現場の銘板

浜口総理は骨盤を砕かれ、腸の30%を失う重症をおい、一命をとりとめた。

しかし「国会に出ると約束した以上は出る。総理たる者が約束を守らなければ、国民はいったい何を信じていけばよいのか」と、医師の静止をふりきり、幽鬼ような姿で国会に立った。

そして経世救民を信条として「自らのために計らわず」の言行一致の代償として、命を落とした。

浜口総理という民主主義の防波堤を失った5年後、軍事クーデター「二二・六事件」が発生してから、軍部の専横に歯止めがなくなり、泥沼の日中戦争がはじまると軍事費は歳出の70%に跳ね上がった。

太平洋戦争の最後の軍事費は85%ものになっていた。

日本国憲法の主権者は、天皇でも政治家でもなく、国民だ。

主役は国民で、国会議員はその負託で国政を運営する。

増税してもいいからアメリカから大量の武器を買ってほしいのか?

社会保障を充実して暮らし向きを向上させたいのか?

よく考えて、自分が求める未来を託すのが選挙。

しかし、その前提として、選挙民は自分で調べて考える必要がある。たとえ総理が上杉鷹山や浜口総理であっても任せっきりではなく、監視するのも国民の務め。

耳障りのいい政治家の言葉やイメージ戦略もそうだが、SNS情報を真実と信じ込むのはとても危険。

現在はSNSがテロにとってかわられているからだ。

関東軍が暴走した満州事変、クーデターに続き、三国同盟で越えたノーリターン・ポイントは、後になって初めて判るのだから、予兆を察知するアンテナを立てておくのも国民の務めですよ。

#2026年衆議院選挙 #選挙 #民主主義 #高市総理 #浜口雄幸

投稿者プロフィール

縄文人見習い
縄文人見習い
ヒスイの故郷、糸魚川市のヒスイ職人です。
縄文、ヒスイ、ヌナカワ姫の探偵ごっこをメインにした情報発信と、五千年前にヒスイが青森まで運ばれた「海のヒスイ・ロード」を検証実験する「日本海縄文カヌープロジェクト」や、市内ガイド、各種イベントの講師やコーディネーターをしています。

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