大首飾り組立て作業・・・大首飾りプロジェクト
11のグループ毎に分けて保管してあった大首飾り243点を繋ぐ作業に入った。
玉類243点はA~Kまでのグループ毎にジップロックに入れて保管してあった。
玉類を作って最初にすることは、実測表を紫のマーカーで塗りつぶしていく作業。4枚ある実測表が紫一色に塗りつぶされた時が完成。
大首飾りの配置図
配置図を頼りにGグループの並び順に玉類を並べる・・・行方不明2点あり、作り直す作業が発生(笑)
実物は絹糸を4本束ねて繋げてあるが、経年劣化やイベントで使用することもあるので、見た目が絹糸とそれほど変わらず、引っ張り強度と耐久性がバツグンだという釣り用のPEラインで繋ぐことにした・・・1本で15キロの強度があるということは4本で60キロもあるということか?
最初はどうやって繋いであるのか見当も付かなかったが、図面と写真を観察した結果、結束方法や使用道具など、いまや武四郎さんの作業痕跡がスラスラと読み解ける。武四郎さん、器用で根気のある人だったようだ。
初日は3割ほど組立てて中断・・・先週に続き、本日も北海道関連の来客予定で、縄文と奴奈川姫の他に、アイヌの神様とのチャンネルが開けたようだが、来週末は首都圏から奴奈川姫探訪のツアーのガイドも予定されている。
「毒ヘビは急ぎまへんで!」と、明日からの作業再開が待ち遠しい。
順調なら火曜日には完成予定!
投稿者プロフィール

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ヒスイの故郷、糸魚川市のヒスイ職人です。
縄文、ヒスイ、ヌナカワ姫の探偵ごっこをメインにした情報発信と、五千年前にヒスイが青森まで運ばれた「海のヒスイ・ロード」を検証実験する「日本海縄文カヌープロジェクト」や、市内ガイド、各種イベントの講師やコーディネーターをしています。
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