今はこの程度ですが一生懸命やってます!・・・縄文スタイル・草書の石笛
昨年は「大首飾り」で楷書の作品をたくさん作った反動か、自由の身になってから草書の作品が作りたくて仕方ない。
私の説く楷書の作品とは、形状と寸法が厳密に決まっているモノ。
草書は当初からデザインを明確にせず、作りながら決まっていくモノという意味で、世間的な意味ではない。
誰も見向きもしない地味な原石から面白味を引き出す仕事は、手間暇に見合った利益は望むべくもないが、原石形状をの活かした非対称の作品作りは、操作願望が後退してヒスイとセッションする感じが面白いからやめられない。
操作願望が前面に出てしまうと、嫌味が滲み出てしまって自分でも嫌になってしまう。
売れてくれれば嬉しいのは収入になるからという上に、面白味を共有できるお仲間がいるという確認になるからだと思う。
ヘタな人やいい加減な仕事で「草書の作風です!」「歪な感じが縄文風でしょ!」と言ったらバカだと思われる。
バカにされずにこう言えるのは難しい・・・これが悩みの種なのだが、とりあえず「今はこの程度ですが真面目に一生懸命作りました」とだけは言える(笑)
投稿者プロフィール

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ヒスイの故郷、糸魚川市のヒスイ職人です。
縄文、ヒスイ、ヌナカワ姫の探偵ごっこをメインにした情報発信と、五千年前にヒスイが青森まで運ばれた「海のヒスイ・ロード」を検証実験する「日本海縄文カヌープロジェクト」や、市内ガイド、各種イベントの講師やコーディネーターをしています。
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