やりきった!と思ったら旧暦正月だった・・・令和の大首飾り改修プロジェクト

「平成の大首飾り」を松阪市に返送する前に最終チェックしたら、プラスチック板で保護する前の木工クランプ固定で付着したらしき絹紐の汚れを発見!見過ごすわけにはいかない。

木工クランプのさらなる工夫として、頭と先端を削った釘をチューブで保護して、脱着可能な固定ピン式クランプに改良してみた。このアイデアは、指輪などを固定する時の彫金用バイスから頂いた。
作業効率が大幅UPして絹紐取付け完了。カンペキ!失敗したから改良できるのであって、失敗とは成果の生みの親ですナ。
 
名残惜しくもやりきった感にひたっていたら、ラジオから「なぜか今日はいつもと違う感じがして、普段はやらない朝ヨガをしてきんですが、そうかぁ、今日は旧暦の元旦だからなんですねぇ!」と竹内陶子アナの声が聴こえてきた。なるほどねぇ、と納得して梱包作業。
全部で10グループに分かれた「平成の大首飾り」をグループ毎に保護紙で巻き、動かないように紐で固定、最後にプチプチを上から被せて見えなくなった時、納棺しているような気分になった。さようなら。いっぱいの人に観てもらえよ。元気でな~!と最後のお別れ。
 
宅急便屋に持って行ったら、パーテーションの奥から女子社員が顔を出して「山田さ~ん!」と手を振ってくれた。場所限定とはいえ、俺は人気者なのだゾ(笑)
 
「この宅急便は特別なので、粗相のないようしっかりと頼みまするぞ!」と冗談を言ったら、「なになに?」と大勢でてきて興味津々の様子。
 
スマホで「平成の大首飾り」の写真を見せて仔細を話したら「Y運輸の名誉にかけて!」と、「取り扱い注意」「上乗せ厳禁」「こわれもの」のシールをペタペタと沢山貼ってくれたので、ありがとう!ありがとう!ありがとう!と、ニギニギしく貼ってくれたシールの枚数分の頭を下げて、コメツキバッタと化して謝意を表明。
 
ヒスイ加工職人の仕事は個人所有品が普通だが、公共施設で一般公開される作品は生涯あるかないか。得難い体験をさせてもらった。
 
4月下旬、三重県松阪市の「松浦武四郎記念館」のリニューアルオープンから一般公開予定。伊勢神宮から40分ほどなので、伊勢方面に旅行の際にはぜひとも観てあげてくださいナ。
 
 

 

投稿者プロフィール

縄文人見習い
縄文人見習い
ヒスイの故郷、糸魚川市のヒスイ職人です。
縄文、ヒスイ、ヌナカワ姫の探偵ごっこをメインにした情報発信と、五千年前にヒスイが青森まで運ばれた「海のヒスイ・ロード」を検証実験する「日本海縄文カヌープロジェクト」や、市内ガイド、各種イベントの講師やコーディネーターをしています。

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  1. dream-duck より:

    ビックリ
    お久しぶりです。
    2019年の8月に貴殿のブログがきっかけで、松浦武四郎記念館行ってきて、大首飾り見てきたので、また、貴殿のブログで首飾りにお目にかかれるとは、びっくりしました。
    修理、ご苦労様でした。

  2. 縄文人(見習い) より:

    いやはや
    いざ手元に戻ると、手直ししたい部分がたくさんあり過ぎてキリがなく、とりあえずは松阪市の要望以上のことをして送り返しました。もう一回作らせてほしいです(笑)

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