火山を荒ぶる神として祀った日本の文化・・・益田勝実著「火山列島の思想」
世界中の活火山の7%がある日本列島では、「正一位」などの神階をもつ火山も多いが、大噴火するたびに天皇が沈静化を祈願して叙位(じょい)し続けた結果だ。

星野之宣の長編劇画「ヤマタイカ」の参考文献のひとつが「火山列島の思想」
火山を荒ぶる神として祀り、畏怖したのは自然災害が多い日本の文化ともいえるのだが、珠洲市に原発をつくろうとした人々は原子の火のご利益を信じる拝火教信者ではないか?拝火教であればこそ不都合な現実を無視して、信じる者は幸せなりと安全神話を広める。
そう実感したのは30年以上も前に、柏崎刈羽原発の広報官の説明を聞いた時だ。
隕石の直撃や未知の活断層の巨大地震で事故が起こり得るのでは?と質問したら、隕石直撃は天文学的数字なので考慮する必要はなく、仮に大地震がおこっても日本の原発は世界最高の安全基準で何重にも守られているのでご安心くださいと、にこやかに断言したときである。
あの時の対応には誠実さや冷静な現実主義が感じらず、安全神話を信じない私を「いるんだよねぇ、困った素人が」といった態度が見て取れた。
天皇の祈り空しく火山は噴火しつづけたが、自然災害には臆病なくらいがいい。
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ヒスイの故郷、糸魚川市のヒスイ職人です。
縄文、ヒスイ、ヌナカワ姫の探偵ごっこをメインにした情報発信と、五千年前にヒスイが青森まで運ばれた「海のヒスイ・ロード」を検証実験する「日本海縄文カヌープロジェクト」や、市内ガイド、各種イベントの講師やコーディネーターをしています。
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