次こそ通用しない「想定外」の原発事故・・・能登半島沖地震で隆起した岩が白い理由
奥能登の隆起した岩や防波堤が白くみえるのは「磯やけ」とする見解もあるようだが、能登の海の名誉のために書いておきたい。

白いのは折重なるように生息していた貝類や腔腸類が、長年にわたって分泌し続けたカルシウム分が厚く岩を覆った豊穣の海の証しで、輪島の海女さんに確認済みだ。

白化した海藻が能登の哀しみを象徴しているようだった。

フジツボ、ゴカイの生きてきた証しだ。
ちなみに安寿と厨子王が人さらいの山椒大夫に騙されて舟に乗せられ、上杉謙信の軍港のあった新潟県上越市の「直江津湊」も、江戸時代の地震で隆起してつかえなくなったと聞いたが、どこでどれだけの隆起がおこるかは最新の地震学でも予想できないらしい。

輪島港の港湾施設も壊滅的被害を受けたが、石川県でいちばん規模のでかい漁港とあっては移転はむつかしいだろう

正月の松飾や大漁旗がそのままの漁船が輪島港にも舫ってあったが、松が枯れかかっているのが物悲しさを増していた。

隆起でケツをついた漁船の横の桟橋のコンクリート脚に白くみえるのは牡蠣のようだ。
ところが再稼働を訴える柏崎刈羽原発は、隆起してもポンプ車と電源車で冷却水を取水できるから大丈夫と言っている。
地割れ、地滑り、液状化で道路が数週間以上も寸断され、余震がつづく中で通用するのか?
輪島では最大で4mも隆起しているのだが、そのタイミングでメガ台風が来ても大丈夫なのか?
次こそ「想定外」の原発事故は通用しない。
投稿者プロフィール

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ヒスイの故郷、糸魚川市のヒスイ職人です。
縄文、ヒスイ、ヌナカワ姫の探偵ごっこをメインにした情報発信と、五千年前にヒスイが青森まで運ばれた「海のヒスイ・ロード」を検証実験する「日本海縄文カヌープロジェクト」や、市内ガイド、各種イベントの講師やコーディネーターをしています。
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