災害時に根拠のない流言飛語の拡散は犯罪ですヨ・・・阪神淡路大震災から30年
目覚めてラジオをつけたら、発災時刻のカウントダウンがはじまったタイミングだった。
【LIVE配信】阪神淡路大震災から30年 「よりそう」神戸の街 東遊園地から生中継【ABCテレビニュース】
能登半島地震の直後に神戸市役所から派遣された職員が、阪神淡路の経験がまったく役立たずに帰ることになったと無念のコメントをしていたが、都市部の直下型地震と半島の海底活断層の被害は同じではなく、支援策はパターン化しにくいということだろう。
しかし過去の災害事例に学ぶべきことは多い。初期の連絡体制・被害状況の把握・救助体制の統合などの不備や、災害関連死をへらす一次避難所の見直しなど検討課題は山積みだ。
それとSNSにとびかう流言飛語を自重する気運もたかめてほしい。能登半島地震でも被害が大きかった町野町消防本部では、唯一つかえた電話番号をSNSで公表した人がいて、問合せが殺到して救助に支障がでたと聞く。
人工地震や気象兵器、外国人が水源に毒をいれたなどの陰謀論の拡散はもってのほかで、誰も得をせず人命に関わる流言飛語は犯罪だ。
そういえばオウム真理教も阪神淡路を人工地震と断じて、我々は攻撃を受けていると信者の結束をたかめていたが、共産党やユダヤ人が既得権益を独占していると断じて、分断をあおったヒトラーと同じ手口ですな。
投稿者プロフィール

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ヒスイの故郷、糸魚川市のヒスイ職人です。
縄文、ヒスイ、ヌナカワ姫の探偵ごっこをメインにした情報発信と、五千年前にヒスイが青森まで運ばれた「海のヒスイ・ロード」を検証実験する「日本海縄文カヌープロジェクト」や、市内ガイド、各種イベントの講師やコーディネーターをしています。
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