図解「熱気球大解剖」・・・タイのコムローイ
柏崎市高柳町は、「かどえで和紙」の産地。
旧正月のイベントで、地域特産品の「かどえで和紙」で熱気球を作ったら、半分くらいしか飛んでくれなかったと現地の友人から聞いた。
実物を観たことのない人が試行錯誤で作ったそうだから、今回はタイではコムローイと呼ばれる熱気球を大解剖!
俺はガイドブック無しで旅をするので、予備知識もなく夜空に1個だけコムローイが飛んでいるのを観た時はUFOかと思った。
現地の人に聞いたら、タイではローイクラトーンという春節の祭りで飛ばす習俗があるのだけど、時期になると雑貨屋さんでコムローイが売られるので、祭りとは無関係に遊びで飛ばす事もあるそうだ。

1個だけ飛んでいるとUFOですな。
実際のロイクラトーンでは何千個も同時に飛ばすので非常に幻想的なのだけど、時期が合わなくて撮影できなかった。
調べたら、同様な熱気球は諸葛孔明が司馬仲達の軍勢に包囲された時に、助勢を求める合図に使った故事から、中国では「孔明灯」「天灯」と呼ばれ、英語では「チャイニーズ・ランタン」と呼ばれているのだそう。
本来は精霊流しのような意味合いがあったようだ。
折よくチェンマイで、ラーマ9世国王の誕生日祝祭イベントで、お寺でコムローイを飛ばしている場面に遭遇した。

コムローイは、下端を針金で輪っかになった袋状の和紙で袋状になっており、熱源は針金で吊るしたドーナツ状の固形燃料だった。

最初にコムローイを広げて、空気を入れて形を整える。それから着火。
その気になりさえすれば、百均で全部道具が揃う簡単な構造。

着火すると、ものの数秒でコムローイが自立して浮いてくる。
燃料の燃焼時間は10分くらいなので、燃え尽きると自然落下するが、稀に和紙に火が移って落下した熱気球で火事が起こることもあるそうだ。

最初はお坊さんが飛ばしていたが、最後のほうになると見物客にも着火させてくれたので、俺も飛ばさせて貰った。
着火した後の浮力は相当に強よく、しっかり持っていないとすぐに浮き上がるので、注意が必要。
高柳町は、糸魚川市から車で2時間以上もかかる中越地方だけども、糸魚川と同様に黒姫山が鎮座する地区。
奴奈川姫の信仰もあるから、彼らも奴奈川族の末裔に違いない。
つまり俺とは先祖が同じだから他人事には思えないし、「海のヒスイ・ロード」航海を機会に縁も出来た。
来年こそは夜空一面に熱気球の華を咲かせて欲しいもんだ。
ガンバレ~、高柳!
投稿者プロフィール

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ヒスイの故郷、糸魚川市のヒスイ職人です。
縄文、ヒスイ、ヌナカワ姫の探偵ごっこをメインにした情報発信と、五千年前にヒスイが青森まで運ばれた「海のヒスイ・ロード」を検証実験する「日本海縄文カヌープロジェクト」や、市内ガイド、各種イベントの講師やコーディネーターをしています。
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