有終美をかざる舞楽・・・けんか祭り2026
糸魚川ガイドを頼まれると最初に案内するのが、糸魚川駅から徒歩10分ほどにある、ヌナカワ姫を祀る「天津神社・奴奈川神社」で、いまどき珍しい茅葺屋根の豪壮な社殿と、あったかい雰囲気が人気だ。

しかし年にいちどの「けんか祭り」の時だけは特別仕様。けんか祭りの神輿は、手前の建物の幕舎と奥の拝殿を走ってまわるので、拝殿と本殿の間に垣根や塀はないのが、この神社の特徴。右側の赤い橋は神輿を納めた後の舞楽のためにのみ仮設される。

石舞台には赤い欄干をまわて四神を置き、普段はしまっている幕屋には、狩衣を来た楽師が居並び、祭りの間は舞楽を奏で続けて、とても雅なのだ。

糸魚川の舞楽には笙はつかわない能管と太鼓が基本で、要所でホラ貝も奏上される。

けんか神輿の奉納が終わった直後に、幕屋から衣文所(更衣室・休憩所)に舞手が行き来する橋が仮設されるのだが、30分もかからない早業。4月10日も舞楽が奉納され、翌11日は舞楽だけ奉納。

奉納される全十二曲の舞楽は一般的には「稚児の舞」と呼ばれ、舞い納めの「陵王」で有終の美を飾る。
能生地区の白山神社の舞楽と併せ、国指定民俗重要無形文化財に指定されている。
来年の4月10日は土曜日とのことなので、温泉ホテルに宿泊して一泊二日で見物に来てちょうだい。
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投稿者プロフィール

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ヒスイの故郷、糸魚川市のヒスイ職人です。
縄文、ヒスイ、ヌナカワ姫の探偵ごっこをメインにした情報発信と、五千年前にヒスイが青森まで運ばれた「海のヒスイ・ロード」を検証実験する「日本海縄文カヌープロジェクト」や、市内ガイド、各種イベントの講師やコーディネーターをしています。
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