映画「もうひとりの息子」・・・中山泰秀防衛副大臣の発言に思うこと(その2)
新生児が病院で取り違えられるドラマは数あれど、それがイスラエルの軍人家族と、隔離壁の中で暮らすパレスチナ人家族ならややこしい話しになる。

公式サイトはこちら http://www.moviola.jp/son/index.html
パレスチナ問題とはイスラエルの軍事侵攻問題であることが端的に解説されているので、興味のある人は一読されたい。
海の近くに住んでいるのに、一生海を見ることのできないパレスチナ人が、隔離壁を超えてテルアビブに入ると、そこは移動制限や生活物資の欠乏もなく、自由と繁栄を享受するイスラエル人のビーチリゾート。
映画「パラダイス・ナウ」にも、同じ状況が印象的に描かれているが、隔離壁の向こうとこちらは、別世界。
自分がパレスチナ人であることを知ったユダヤ人青年が、ユダヤ教のラビに悩みを相談する。
ユダヤ教は単なる宗教ではなく、「状態」なのだと突き放すラビの言葉に青年は絶望する。
ラビにサルトルのユダヤ人の定義を教えてやりたい。
「ユダヤ人とは、非ユダヤ人がユダヤ人と認識することである」
出自ではなく、自己認識がユダヤ人なら、ユダヤ人でいいではないか。パレスチナ人や日本人の定義も同様。
国連決議で隔離壁の建設中止が勧告されても、イスラエルは今もって隔離壁を建設し続けているそうだ。
南アフリカのアパルトヘイトが糾弾されて、イスラエルはなぜ許される?
そういえば南アフリカもイスラエルも、イギリスの植民地政策が発端でしたな。
#映画もうひとりの息子
投稿者プロフィール

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ヒスイの故郷、糸魚川市のヒスイ職人です。
縄文、ヒスイ、ヌナカワ姫の探偵ごっこをメインにした情報発信と、五千年前にヒスイが青森まで運ばれた「海のヒスイ・ロード」を検証実験する「日本海縄文カヌープロジェクト」や、市内ガイド、各種イベントの講師やコーディネーターをしています。
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