お年寄りに親切な女の子が好き!・・・「大学の若大将」名ゼリフ
「ぼくぁ、ホントのこと言うとね、女の子にあんまり感心がないんだ・・・でも、お年寄りに親切な人は別だ・・・つまり、澄ちゃんのことが好きだ」

1961年に公開された若大将シリーズ一作目「大学の若大将」の恋の鞘当ての末の決めゼリフで、若大将の爽やかキャラを端的に表している。
当初は3本の予定が次々とヒットして、10年間で17作も製作される東宝のドル箱作品となった。
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若大将のキャラは、父親の上原兼さんの要望で、加山さんの素を活かして伸び伸びと演じさせるため、加山さんに寄せたスポーツ万能の等身大のヒーローに設定されたそうだ。

本作で田中邦衛さんが演じる青大将は、まだコメデイリリースではなく、可愛げのない金持ちのドラ息子。

初代マドンナの星由里子さんの初々しさが眩しい。
本作ではテーマ曲と挿入曲も加山さんオリジナル楽曲ではないし、ムード歌謡のドドンパを歌っていたり、スチールギターを弾いてハワイアンを演奏していたりするが、加山さんのオリジナル楽曲が演奏されるようになるのは、4作目の「ハワイの若大将」から。

大学の水泳部の合宿で、江原 達怡さんが演じるマネージャーが、浄化槽の蓋で焼肉をする無頓着さ、暑い部室での男所帯の部員がランニングシャツとパンツ姿で食事する風景の野放図さに、いかにも高度成長期の勢いを感じる。
シリーズの江原さんは運動神経がないマネージャー役でも、実は実際にはスポーツ万能で、子役タレントからスタートしたベテラン俳優として、加山さんをリードするような芝居をしている。
在学中は面識があったのかは不明だが、加山さんとは慶応義塾大学の同級生。

公開時のポスター。リアルタイムでファンだった人に聞いたら、三交代勤務で自宅から工場を往復するだけの生活でオアシスのような映画シリーズだったそう。
モテモテの学園生活の合間のダンスパーティーなど、60年以上も前の若者が喝采をおくった夢物語は、今みてもウットリしてしまう。
投稿者プロフィール

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ヒスイの故郷、糸魚川市のヒスイ職人です。
縄文、ヒスイ、ヌナカワ姫の探偵ごっこをメインにした情報発信と、五千年前にヒスイが青森まで運ばれた「海のヒスイ・ロード」を検証実験する「日本海縄文カヌープロジェクト」や、市内ガイド、各種イベントの講師やコーディネーターをしています。





