縄文人はなぜヒスイで勾玉や石笛をつくったのか?・・・造化

天然石笛があるのに人工石笛をつくる意義をどこに見出すか?と悶々としていた初心者のころに、俳句や猿楽は在る自然に感動した人を介して生まれた造化なのだとする松尾芭蕉の概念を知った。

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三角っぽいカタチで緑色に黒がまじるヒスイ原石に縄文の匂いを感じてつくったのが、螺旋文線刻石笛・・・造化デス。

ならば在る自然(ヒスイ)からヒトを介して生まれた自然(人工石笛や勾玉)もまた造化なのでは?と考え、テーマにしたのが加工をはじめて2年目くらい。

ヒスイがパワーストーンだから、縄文人は勾玉や石笛をつくったのか?ちがうだろう。

なんだかこれスキ!これで何かつくりたい!と、猛烈な創作意欲が湧き上がって挑んだと、考えるようにもなった。

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3次曲線のアウトラインに注目して頂きたい・・・造化デス

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背景色によってヒスイの色がちがって見えるので、替えたりする訳です・・・造化デス

ある日、カーネギーホールでコンサートをした高名な石笛演奏家の横澤和也さんに自作石笛を観てもらった。

最初は「わたしは天然石笛しか吹かないし、試し吹きはしない流儀」と渋っていたが、つぎつぎと石笛を手にとって30分ほど観察するうちに、吹いてみたい欲求が抑えきれなくなったようだ。

「これを試し吹き吹きさせてください」と、いきなり即興演奏をはじめて5分ほど吹き続けた。

ナニモノカと出逢い、我が身を介してふれあいたいという欲求・・・これこそが造化だ。

そして「あなたの石笛は天然石笛だね」と呟いた。

わかるヒトにはわかる・・・勝った!w

#ぬなかわヒスイ工房 #石笛 #縄文 #ヒスイ #勾玉 #横澤和也

投稿者プロフィール

縄文人見習い
縄文人見習い
ヒスイの故郷、糸魚川市のヒスイ職人です。
縄文、ヒスイ、ヌナカワ姫の探偵ごっこをメインにした情報発信と、五千年前にヒスイが青森まで運ばれた「海のヒスイ・ロード」を検証実験する「日本海縄文カヌープロジェクト」や、市内ガイド、各種イベントの講師やコーディネーターをしています。

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