最後のサムライを撮ったドキュメンタリー映画でござる・・・映画「侍タイムスリッパー」
Facebookの映画ファンサイトに岡田准一を本物の武術家と評価した投稿が大バズリしたので、次は山口馬木也を本物の侍と讃辞をおくりたい。

山口が初主演した「侍タイムスリッパー」は、本物のタイムスリッパーのドキュメンタリー映画を観ている気になるフシギな映画だ。

「磐梯山の雪のように白い」とオニギリをほおばり、「ヒノモトはよい国になったのでございますね」とショートケーキに涙を流す場面は、脳裏には会津の家族や仲間にも食べさせたい想いがよぎっているのであろうと、感情移入してシンミリ。
今どきの若い俳優はヒゲを脱毛してるのか、つるつる美肌なのに付けヒゲで武将を演じているので学芸会のようだが、本作では無精ヒゲがリアル。

江戸時代のまんじゅうは塩餡だったそうなのでショートケーキの甘さに、さぞ驚きになったことでございませうw
幕末の会津藩士が現代にタイムスリップする破天荒な設定を、どうやってリアリティを出すかと苦心したであろう脚本と、朴訥として実直なキャラをつくった山口の歴史観の賜物だと思うのだが、後半で真剣をつかう撮影に備えて独り稽古をする場面に唸った。

最初は時代劇の殺陣のように刀をまっすぐ振りかぶって頭上にから打ち下ろすが納得できず、次に刀を左体側で回して振り下ろす、古流剣術に見られる廻剣(かいけん)をするのだが、刀身がブレずに刃筋が通っている・・・目をつぶっちゃダメでござるけどw

反りがあり、重たい日本刀を振った時の特性を活かし、素早く振り下ろすのが廻剣で、まっすぐで軽い竹刀をつかう剣道では習わないし、時代劇で観たのは初めてだ。
簡単そうに見えても刃筋が通っていないと刃鳴りしないし、刃鳴りをアテレコできても刀身がブレブレではバレるから、かなり稽古していたのだろう。
廻剣は最後の決闘場面でもなんどかみせているが、竹光と真剣をつかいわけた殺陣のアイデアは、どなたによるものかは不明にしても、殺陣師はやりがいがあったことだろう。
山口のみならず他の出演者も自然な演技が好ましく、最後の侍と衰退していく時代劇を重ね、本作のセリフ「今はその時でね」と、時代劇に携わってきた全ての活動屋たちの意地を見せてくれる。
哀しいなかにも笑う場面も多く、とても温かい映画だ。
岡田准一、榎木孝明、真田広之、そして山口馬木也と、武芸に達者な役者で映画をつくってほしいもの。
#侍タイムスリッパー #山口馬木也 #会津藩士
投稿者プロフィール

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ヒスイの故郷、糸魚川市のヒスイ職人です。
縄文、ヒスイ、ヌナカワ姫の探偵ごっこをメインにした情報発信と、五千年前にヒスイが青森まで運ばれた「海のヒスイ・ロード」を検証実験する「日本海縄文カヌープロジェクト」や、市内ガイド、各種イベントの講師やコーディネーターをしています。





