弥生時代の九州の丁子頭勾玉がシナノにあるナゾを追え!・・・「森将軍塚古墳」は初代シナノのカウボーイ王の墓?
なんと長野県千曲市の「森将軍塚古墳」の石室から、弥生時代中期の北部九州の「丁子頭勾玉」が出土していてビックリ。

これまで見た東日本の遺物のヒスイ製品のなかで、姿・つくりの丁寧さ・ヒスイの質と、どれをとっても名品中の名品で、時代がちがうから伝世品なのだろうけど、なんで重要文化財指定されてないのかフシギなくらい。

色が薄いから管玉は緑色凝灰岩?ヒスイの最高品質の尊称のロウカンヒスイに白い斑(フ)が入っているところも、佐賀県の「宇木汲田遺跡」の丁子頭勾玉とおなじ系譜だ。北部九州にいた朝鮮系渡来人の二世、三世が、先祖伝来の勾玉をもってシナノまでやって来て、王になったものか?

善光寺平にある古墳時代前期の「森将軍塚古墳」は、初期のシナノの王が埋葬された前方後円墳と推測されているようだが、素人目には前方後方墳に見えるが、地形に合わせて変形した前方後円墳であるとしたのは、前方後方墳と築造方法が違うのかな?
最近、最古の弥生時代後期の前方後方墳と報道された、松本市の「引法山古墳」との関係はどうなのか?・・・こちらはヒスイ装身具の出土はないようだが?

近くで観るとすごい迫力
新潟県は縄文遺跡こそ多くても、弥生と古墳時代の大きな遺跡が少なく、質のいいヒスイ勾玉の出土も村上市などの縄文晩期の遺跡に限定的と、ヒスイ産地なのに意外と完成品が少ない。
ところが長野県から群馬県付近の中部高原地帯は、旧石器~古墳時代までの先史時代の拠点遺跡が揃っていて、最古級のヒスイ装身具や質のいい勾玉も多いから、これまで縄文遺跡ばかりまわっていたのがもったいない。

松代町の「大室古墳群」など、500基もの朝鮮式の石積み古墳や合掌式古墳が密集していて、近くの「玉依姫神社」には、畑仕事で出てきた大珠や勾玉など800点も奉納されている。
注目しているのは、長野県は全国有数の馬具の出土地であることで、高原の牧が放牧地に適していたから古墳が多いらしいが、ヒスイ探偵をするなら古墳も見逃せないという学び。

革製の単甲をきたカウボーイがいたのか?

儀礼用の盾も赤!

煮炊き用の土器以外の日常つかいの土器まで、ベンガラで赤く塗っていた「赤い土器のクニ」だそうだ。信州人に好きな色を質問してみたいデスW
また糸魚川市の「天津神社境内遺跡」から、滑石製のミニチュア三種の神器らしきものが出土しているが、「森将軍塚古墳」からも同様な遺物が出土しているので、三種の神器の概念は古墳前期くらいからあったようだ。

ボタンみたいな丸っこいのが鏡、笹の葉みたいなのが剣
それと「森将軍塚古墳」の丁子頭勾玉と、朝鮮式の墓制をもつ古墳時代中期~後期の「大室古墳群」は、古墳時代前期から後期まで朝鮮系の渡来人が連続的に移住していた痕跡ではないか?
古墳時代のシナノにカウボーイがいた?

この当時の馬はポニーくらいの大きさ
してそのルートは??
朝鮮系渡来人・馬具・古墳・ヒスイロードの関係は如何に???
歩けば歩くほどナゾが深まり、混沌としてくるネw
#森将軍塚古墳 #意外とヒスイが出土している長野県の遺跡 #丁子頭勾玉 #ヒスイ #翡翠 #ぬなかわヒスイ工房 #勾玉 #古墳時代のカウボーイ
投稿者プロフィール

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ヒスイの故郷、糸魚川市のヒスイ職人です。
縄文、ヒスイ、ヌナカワ姫の探偵ごっこをメインにした情報発信と、五千年前にヒスイが青森まで運ばれた「海のヒスイ・ロード」を検証実験する「日本海縄文カヌープロジェクト」や、市内ガイド、各種イベントの講師やコーディネーターをしています。
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