富山市議会の不正を暴いたローカルTV局・・・ドキュメンタリー映画「はりぼて」
地方議会で圧倒的多数を占める、自民党会派のドンなる人物のスキャンダル報道があとを絶たないですねぇ。

富山のローカルTVの報道部が製作して、2020年に公開されたドキュメンタリー映画「はりぼて」は、富山市議会が、かなりセコいレベルの「日本の政界の縮図」であったことをスッパ抜いた問題作。Amazonで無料公開中なので観てくださいよ!
富山市議会のドンが、「年金だけではやっていけない」と、月60万円の議員報酬を10万円アップして、年額1,160万円とする発議をして、満場一致で議決した場面から、本作はじまる。ちなみに富山県の平均年収は500万円前後。
取材班が行政に情報公開請求をして得た情報から、年間予算180万円の個々の議員の政務活動費が、満額ぴったりになる領収書ばかりであることに不審をもち、不正請求の疑惑が浮上した。つまりは詐欺罪の疑い。

政務活動費は使用分だけ請求できるが、全国の市町村で満額通りに請求されていたのは富山市だけだそう。
そして行政の守秘義務が無視され、情報公開の請求が市議会事務局に筒抜けだった点から、行政との癒着も問題視された。
情報漏洩を問われた行政マンがカメラの前で「今はじめて知りました!一体どうしてこんなことが・・・」と、わざとらしく狼狽する姿は、イッセー尾形の芝居みたいだw
自分は潔白だと記者を怒鳴りつける議員たち。

しかし不正請求やカラ出張が立証されるたびに、「申し訳ございませんでした!」と、頭をさげて辞職会見する場面が繰り返され、手口も金額もセコイいので、滑稽を通りこして哀れだ。
芋づる式の議員辞職にいたった富山市議会は、「日本一きびしい条例」を制定し、「もう膿を出し切りましたので、清き一票を!」と、選挙で土下座していたのが自民党会派の会長。
ところが自民党会派の会長自身が、選挙活動中に不正請求をしていたことが発覚して、「みんなやっとるだろうね。オレだけじゃないわ」と、子供みたいな言い訳してたw
例えば決起集会に集まった84名の支持者に配った資料が、1,800部刷られたコピー代が24万円!残り1716部は誰に配ったのですか?→そりゃ個別の家に配ったりするわいね→公職選挙法違反ではないですか?→昔からやってたことが違反になるわんかいね?と、こんな感じなのだが、印刷会社は白紙の領収書をわたすことが慣例になっていたのだ。
経世救民を託された選良であるはずの市議会が、「はりぼて」だったブラックユーモアは、笑うに笑えない日本の政治の縮図。
自民会派の主流派を批判していた反主流派議員もまた、不正請求やセクハラ疑惑が発覚して、これでよく市政が運営できていたもんだと溜息がでる。
疑惑発覚からの4年間で、自民会派議員の7割が不正請求をしていたことが判明し、14名の議員が辞職!
議会のドンをふくめた3名の詐欺罪が確定している。

しかしスクープの代償であったのか、取材班の記者(左側)は経理に配置換え。
アナウンサー(右側)は「チューリップTVの報道の在り方がかわってきて、自分には納得できなくなりました」と、なにやら圧力がかかったことが示唆されるように辞職。汚職議員と関係のあるスポンサー企業であっても、CMから撤退されると経営が成り立たなくなるからねぇ・・・。
この記者は、その後に隣県の石川テレビに入局して、社会問題に取り組み問題作を連発しているようだ。
その後の富山市議会はどうなった?
オラとこの県議会、市議会は大丈夫?
#富山市議会の不正請求スキャンダル #ドキュメンタリー映画はりぼて #富山チューリップテレビ
投稿者プロフィール

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ヒスイの故郷、糸魚川市のヒスイ職人です。
縄文、ヒスイ、ヌナカワ姫の探偵ごっこをメインにした情報発信と、五千年前にヒスイが青森まで運ばれた「海のヒスイ・ロード」を検証実験する「日本海縄文カヌープロジェクト」や、市内ガイド、各種イベントの講師やコーディネーターをしています。






